第1章

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「だからマサには彼女ができないんだよー」 なんて、いつもみたいにニコニコ笑って言う彼女。 「とりあえずさ?もっと女の子に愛想良くしてみなよ、マサ、顔はカッコいいのに勿体無いって」 約一年半になるのかな。 そんな彼女は、僕の片思いの相手。 「あとはー…」 なんて言いながら指を顎に当てて上を向く彼女。 考え事をする時の彼女の癖。 教室で、二人っきり。 そんな夢見るシュチュエーションだけど、僕等がここにいる理由は 彼女、峰原悠子(みねはらゆうこ)改め、ミネの彼氏待ち。
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