2章

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文化祭まで、あと一週間を切った所。 クラスの中には何人かお化け役をする生徒達が周りに完成度を聞いている。 遠目に見ても意外と完成度は高い、きっと暗闇から出てこられると怖いと感じるだろう。昼間なので全く怖くなく、変なやつらがいるくらいにしか思えないが。 「雅人ー、もうすぐ終わるんだから仕事しろよー」 「あー、ごめんごめん、今やるよ」 クラスメートからの催促に答え、雅人はボールペンを手に取った。 段ボールにペンなどで絵や文を書いていく。 お化け屋敷2ー3と書いたところで雅人はペンを止めた。 ふぅっとため息を一つ吐いて顔を上げると、教室の入り口付近。 1人の女子生徒がこちらを見ていた。
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