4人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
「うん、とりあえずは、マサは愛想を良くすること、それが課題!」
ビシッと効果音がつきそうな勢いで僕を指差すミネ。
「うん、分かったよ」
「既に暗い!ちゃんと笑ってみなよ?」
ミネに言われて、無理に笑おうとしてみたけど、それはミネにはお気に召さなかったらしい。
ニコッとしたつもりが怪訝な顔をされた。
「何でそんなぎこちないのかなぁ、男の子の前では普通に笑えてるでしょ?」
そんな事を言っているミネは知らないんだ。
好きな子の好きな相手を待つという空間で、そんな笑顔を作れる程、僕は器用じゃない。
最初のコメントを投稿しよう!