第1章

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また明日なー、なんて言ってる礼央を無視して僕は歩く。 僕の自宅は高校からだいたい30分程。 毎日の運動なんていう習慣がない僕にはこの距離を歩くのがちょうどいい。 歩くこと20分家の近くになるとフェンスに囲まれたバスケットコートがある。 随分長い間整備されていないところだが何故か無くならない。 そこからボールをつく音が聞こえる。 音を発する人物が誰か分かっている僕はそのままコートをスルーして自宅に戻る。 自宅はマンションであり、僕はそこで一人暮らしをしている。 鍵を開けてから鞄を部屋に投げ入れ玄関横にあるバスケットボールを持って家を出た。
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