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小学生並みの身長である合法ロリが車の運転……技術そのものよりアクセルやブレーキに足が届くのだろうか?それ以前に前が見えるのだろうか?
「あぁ、シークレットブーツにチャイルドシートか」
「創造力がたくましいね空くんは」
「ん?もしかして、さっきのブレーキ音って……」
「えへへ……アクセルとブレーキ間違っちゃった」
「こんな住宅街の狭い道で何と危険な!危ないじゃないですか瑞希元会長!」
「ごめんにゃさい……」
「許す!」
「『許す!』じゃねえよ性犯罪者!」
ウチの周りは住宅街で道端も狭く信号も無い。一時停止ばかりで視界も狭いから事故にまで至ってはいないが、急ブレーキ音が頻繁に聞かれる場所である。
それなのに免許取り立てで、さらには身にそぐわぬ大型車だ。事故を起こさなかっただけマシなのかもしれない。
「あんな高そうな車を買ったんすか?」
「うん、パパに買ってもらったんだよ」
「……パパ……援助!?」
「なっ!まさか大学デビューでロリビッチだと!?」
「本物のパパだよ~!」
「えっ?もしかして瑞希元会長の家って大金持ち?」
「へへ~どうなのかな~?」
満面の笑みで誤魔化す瑞希元会長だ。その数年後、ある意味で瑞希元会長の下で働く事になろうとは知るよしもない。
「幼女で合法ロリで大金持ち……パーフェクトじゃないですか瑞希元会長!」
「うん、そろそろ合法ロリから離れた方がいいと思うよ。じゃないと訴えられちゃうからね」
「侮辱罪?いやだなー親愛の証じゃないっすか」
「海ちゃんに」
「すみません警察ですか?ここに性犯罪者がいるのですが……はい、見知らぬ人です」
「兄妹の縁は!?」
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