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結局、3人の犠牲者を出す結論で海へ行く事が決まってしまったのだ。
「うにゃ!もうこんな時間!?元会長さんは行かねばならぬのです!ではでは日曜日にね~」
そう言いながら瑞希元会長は、猛ダッシュで出て行った。
「相変わらず台風みたいな人だな……大学生になって温帯低気圧に変わるかと思えば」
「まあ、空にとっては良い事じゃないですか。変わらぬ幼女で」
「異論は無い!」
「あんたも不変のロリね」
そんな感想を龍とミコトで話していると、再び瑞希元会長が戻ってきた。
「龍くん!ミコトちゃん!無理矢理連れてきたけど学校へ戻る?お姉さんが送っちゃうよ」
「「…………………………」」
首がぶっ飛びそうな勢いで横に振る2人だった。
少し残念そうな顔をしながら瑞希元会長は帰っていく。
「あっぶなぁーっ!またカップが下がってEカップになる所だったわ」
「……という事は普段はG?」
「もういいんだけど勝手に成長してるんだよね」
「グレートのGか!?」
「はいはい、グレートですよ」
全く俺を見ないで適当にスルーするミコトだが、そんなミコトをスルー出来ない人物がいた。
「……確かに成長しているわ」
全力で鷲掴みするましろ。
「この半分……いえ、3割でも……」
と恐る恐る触れる朝日だった。
「なんだい?この異様な光景は?」
「このままじゃ、空が妄想世界にダイブしてしまいますね」
「素晴らしきかな百合ワールド」
「とりあえず視界だけでも奪っておきますね」
「あぁぁぁぁぁっ!更にアイアンクローの威力がーーーっ!」
増したのはミコトの胸だけじゃなく、海の握力も増していた。
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