おまけ

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「事の成り行きはこうです。何もしてこない空に不安を抱いた冬月さんがミコトさんに相談し、僕がその確認をしたという事ですよ」 このようなプライベートに踏み込まないはずの龍が踏み込んできた理由に納得がいった。 「まったく空は余計な事は軽やかに言うくせに、大事な事は口数少なくなるのですから……あとは冬月さんと直接話して下さい」 そう言って龍は携帯を俺に手渡す。 画面にはましろの姿。聞かれてしまったという恥ずかしさが、余計に口を重くする。 再び無言になった俺に龍は苛立っているようだが、どうしても言葉が出てこないのだった。 そんな中、ましろが先に口を開く。 『……ありがとう』 出てきた言葉は感謝の言葉。 『……大事に思ってくれているのね』 それは違う!自分に臆病で初めて告白した日から何も変わっていないだけだ!そう言いたくても言葉が出てこない。 『……空がそう考えているなら、わたしはその気持ちを尊重したい』 俺を待ってくれると言っているのだろうか?そんな優しさが俺の涙腺を弛ませる。 『……でも、無理だけはしないで……我慢汁垂れ流されても迷惑だから』 「その言動が1番迷惑だ!」 『……わたしは何時でも受け入れ態勢よ……今日もほら』 そう言ったましろは、携帯を朝日に手渡しスカートをたくしあげる。 「そこ店の中だよな?それにお前のパンツは見慣れたわ!」 『……なんという倦怠期……じゃあ……』 そう言うとましろは、たくしあげたスカートの裾を口でくわえはじめた。 「流石だましろ!良い仕事だ!」 「本当にあなた方は……」 携帯越しでも迷惑なバカップルだ。何より迷惑なのは、スカートをたくしあげている痴女がいる店と、携帯で撮影している朝日であろう。 「きゃぁぁぁぁっ!ましろさん!こんな所で何をするのですかーっ!」 「……普通にたくしあげただけじゃ満足出来ない殿方におぷしょんを」 「そういう問題じゃありませーん!」
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