おまけ

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「じゃあ、外見はどうなんだよ?好みのタイプとかさ?おっぱいが大きいとか?」 「あなたは女性の価値をそこでしか見いだせないのですか?」 「そんな事は無いぞ!大きかろうが小さかろうがおっぱいはおっぱい!夢と希望と欲情が籠っているからな!」 こんな話をしようが、龍の笑みは消えはしない。 「俺らの周りって美少女だらけだろ?誰か気になるやつはいないのか?ミコトとか?」 「やっぱりおっぱいで選んでいますね」 「いや、だってな~ビッチに見えてもミコトは真面目なやつだし、ノリもいいし体もいいし良い物件だと思うけどな」 「ミコトさんが魅力的な女性である事は否定しませんが、真っ先に名前を出したという事は空なりに気になるのですか?」 「気になるっつーか、ミコトもお前と同じく彼氏がいないのが不思議だからな。中学時代からの言い寄られようはギネス認定ものだぞ」 「それだけ一途な方なんですよミコトさんは」 「一途?」 「ああ、そうでした。空もギネス級でしたね」 「何が!?」 いつの間にか形勢が逆転されている。 「だってな、他に誰がいるんだよ?朝日か?まさか夕日とか?……はっ!?合法ろり!?」 「本人がいなくても扱いは変わらないのですね……身近な人で選ぶとしたら……強いて言えば海さんですかね?」 「………………………………」 龍の口から出た予想外の名前に俺の体温は一気に下がる。 「あかーーーん!いくら龍でも海だけはあかーーーん!そんなのはお兄様が許しません!」 「自分から言わせておいて取り乱すとは……あなたのシスコンもギネス級ですね」
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