おまけ

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誤用のさらに誤用されている壁ドンと股ドンを同時に受けた俺は、男として何か大事なモノを失いそうになっていた。 至近距離にある美少年の顔、そして股間に触れる膝……そんな状況に俺は頬を赤らめるどころか真っ青だ。 股間の鈍痛に身悶えていた俺は、ある異変に気付いてしまった。 異変に気付いたのは、部屋の入り口……閉まっていたはずのドアが少しだけ開いている。 立て付けの悪いドアではないから自然に開くはずは無いし、当然閉め忘れなどでは無い。 今、家には俺と龍以外誰も居ないはず。買い物に出掛けたみんなが戻ってくるには時間が足りないし、幼女であれば既に乱入しているだろう。 では、どうしてドアが開いている? そんな疑問を感じながら凝視していると、ドアの下から赤い液体が徐々に広がり始めてきた。 さすがにここまでの異変を見逃してはいられない。 ドアの奥に誰か居る!?そう思った俺は、痛みを忘れドアに向かい「誰だ!?」と叫んでいた。 その声に反応するように、ドアがゆっくりと開き出す。 完全に開いたと同時に奥から倒れ積み重なる2人の人物…… 「ぐふっ……良いものを見させてもらいました隊長……」 「鼻血が止まりません隊長……これは高く売れそうですよ……」 「また君達かい!?」 鼻血で床に水溜まりを作り、積み重なりながら至福の笑顔を浮かべているのはミコトの後輩であり、かつ海の友達である2人だった。 「どうやって侵入してきた!?」 「本当にALS◯Kした方が良いですよ、この家は……」 「伏せ字になってないぞ龍」 「これは失礼しました」
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