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「今日からこちらでお世話になります。宜しくお願い致します」
菊弥さんに連れて来られた瑠璃子様は規定のメイド服を着ていてもやはり気品がありました。
あの婚約者を失脚させ、旦那様に瑠璃子様の父親の借金を肩代わりさせ、メイドとして瑠璃子様を屋敷に入れる。
これだけの事を数日のうちに菊弥さんは成しました。
旦那様の弱味は、選べるほど握っておりましたから。
桜子様は、客人として瑠璃子様を迎えるつもりでした。
しかし、崇拝していた瑠璃子様が三つ指を付いて頭を下げた途端、背筋を快感が駆け抜けました。
菊弥さんは全く良く桜子様を理解していました。
それからというもの、桜子様は暇さえあれば瑠璃子様を心身共に辱められました。
『ねえ、瑠璃姉さまはあの男にどこまで許されましたの?』
『このソーセージを手を使わずにお食べになって。ほら、もっと吸い込んで』
『あら、そのブラウスは小さいのかしら。はしたない胸のせいでボタンが飛びそうですわ』
瑠璃子様は目を伏せてじっと耐えていらしゃいました。
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