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ある日の事でした。
瑠璃子様の運んできたおやつを見て、桜子様がまた遊びを思い付かれました。
「生麩の饅頭でございます。中に黒蜜が入っているそうです」
そう言って盆を置く瑠璃子様を、笑顔で引き留めました。
「あら、これ冷たいじゃない。中の蜜が溶けないわ。温めて」
瑠璃子様は踵を返そうとされました。
「違うわよ」
桜子様は笹の葉を解き、饅頭を瑠璃子様の胸の間に挟みました。
「きゃ、冷たい」
生麩の生地は水分が多く、素肌にペタリと張り付いています。
桜子様は更に双つの膨らみをすり合わせるように揉みしだきました。
ぬちぬち、と麩饅頭と餅素肌が音を立てます。
立って居られなくなった瑠璃子様は座り込み、仰向けになり桜子様が馬乗りになって胸を責めていました。
荒い息のまま、桜子様は饅頭を噛まれ。
黒蜜が瑠璃子様の肌に刻印のように垂れました。
そのまま唇を合わせ、淫靡な水音が満ちました。
「ふふ。そうだわ。これお兄様にも持っていくのでしょう。同じようにして差し上げると良いわ。
蜜を溶かすために、自分でいやらしく胸を揉むのよ」
指に付いた蜜を見せるように舐め上げ、桜子様は笑いました。
瑠璃子様はのろのろと身を起こし、ブラウスの前を合わせました。
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