魔王の大罪七英雄戦姫伝

第一章伝説の物語(Die Geschichte des legendaren)

魔王の大罪(Todsunde des Satans)七英雄(sieben Helden)戦姫伝(Prinzessin von KriegHohle)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　著者Lord　Shurain
世界が創造された当初混沌が支配した時代に魔王が活躍していた。
魔王は配下に五人の将軍が居た。将軍と魔王の進撃に世界は崩壊の危機に直面していた。世界の危機に緊急招集された七人が存在した。
後の七英雄である。
七人は魔王殲滅の為に国も家族も裏切り、捨て、身分も、己に眠る大罪の能力に覚醒して魔王を討ち取ることが可能であった。
そして、七人が魔王を殺した。
魔王消滅後世界の平和は保たれたが、七人は追われて弾圧、処刑、断罪、拷問されてその血が途絶えた。
　七英雄はその後姿を消したのであった。
時が進み現在機械文明と魔導を動力に世界は発展していった。三年後石油と原子力によるエネルギーで急速な発展されてきた世界に英雄が存在しない世界に王国・帝国・皇国・公国・共和国は聖騎士団を創り世界中を監視していた。
《血裁》
　血で裁く管理者の出現に多くの犯罪者や魔導士や騎士というのは制裁粛清されてその屍は地中深く葬られた。また、魔王が死んで千年が経った現在に魔族達も凍結されていた。
その世界に平和であった世界に・・・・
崩壊と終焉が迫っていた。
　とある酒場・・・（移動料亭酒場ギルド組合紹介所）酒を飲む客に混じり若者が水を飲み豚肉のソテーとほうれん草のコンフィを食べていた。ボロボロの黒コートに黒衣のフードで料理を食べていたこの若者こそ主人公で伝説の七英雄の一人(憤怒の大罪)レヴィハシュヴィルト・オーヴェサダーイン卿の末裔であるティオーネである。傍らに双剣を置いていた。
　この物語は《罪》を力に《罰》で裁き悪には悪をこの世界誰が悪く・・・七人の新時代の英雄達の冒険譚である。

第一章伝説の物語(Die Geschichte des legendaren)
　若者はこの移動料亭酒場ギルドのマスターを務めている。自分の素性も思い出せずに各地を放浪としてこの西の大陸オルダシュレアーンのレン平原に酒場を創り地元の部族と飲んでいた時に若者の双剣が盗賊に盗まれたのだ。
「うっ！返せッ！おらあああああああっ！らあああああああっ」
　平原をサンダルで走り盗賊を追いかけていると深い暗い漆黒の洞窟に着き松明に火を灯して奥地に進んでいくと盗賊達が金銀財宝に囲まれて酒を飲み明かしていた。