第一章伝説の物語(Die Geschichte des legendaren)

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「私は魔法の魔導士。汝如何なる魔導も我の知恵」  リシヴィルとは美しい銀髪をしたエルフ。杖を翳して黒衣の法衣に黒コートを着て魔導士。不気味に笑う素顔にティオーネの力が爆発的に目覚めた。 「大地紅蓮雷舞割(Ray Tanz HL Erde Schnitt)り」  紅蓮の焔を宿る斧に処刑台は崩壊。城壁が崩れてゆく中ティオーネは剣で受け止めた。 「超極大魔導極大(Super tolle grose Pause )破壊砲(Huai magische Waffe)」  リシュヴィルトの杖が充填したエネルギーがティオーネの心臓を貫き魔力が放たれ爆発し、双剣が宙を飛ぶが爆炎爆風の中から大翼を広げて褐色肌にかぎ爪に咆哮を上げた。長く伸びた黒髪に鍛え抜かれた筋肉質の上半身でディアマンテをぶん殴った。 「魔神魔王心(Teufel Teufel-Herz)炎心煉獄(Entzundung des Herzmuskels )拳(Boxen Fegefeuer)」  ブゥオオオオオオオオオオオンと蒼焔纏う拳がディアマンテを叩き潰しこの闘いは終わった。リシュヴィルトは撤退しディアマンテは瓦礫の底に沈んだが、立ち上がり身を隠した。 「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」  ティオーネは力尽きた。 ボロボロに躰が壊れてドライが駆けつけるとアーヴァセル王が生きて居た。ガウェインが縄を解いて大剣と長剣を地面に置き頭を下げた。 「お久しゅうございます。国王陛下」 「戻って下さりこちらこそ面目ない。ガウェイン殿・・・・あ・・いや・・ガイアス殿。」 「ガイアス・ラスト・リアレストの名は戦場での名。現在はベルガモット国第一王寺がウェイン・アーヴィングですぞ」  この男こそ幼い天涯孤独の身にティオーネに剣を教え込んだ人物。焔の化身でティオーネに剣で生きて意味を説する。王は立ち上がり荒れた国を見て悲観する。
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