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ティオーネが彼らに会うことを誓い剣で鍛え上げた。
「お、お、お、おおおおおお・・・おお・俺は諦めねぇ!諦めねぇったら諦めねぇぞ!可能性は俺等以上に無限大だ!剣で生きる。六人会ってやる!」
ガイアスはこの者達に身を守る方法を教え込んだが、特に天涯孤独で死にそうであった死に損ないのティオーネを可愛がり自身奥義を叩き込ませた。骨の髄まで染み渡ると、ティオーネは剣術に長けた人物となった。通常よりも運動神経と身体能力の高さにポテンシャルが七人の中では特化している。
この山小屋で修行を積み重ねて七ヶ月後が過ぎてローゼンフィエルド国に帰還。全て魔神剣を習得してドライに会いに行った。
「久しぶり」
「凄く逞しくなったね。ティオーネ」
「当たり前だろ。憤怒は最凶のクラス系統の大罪人だ。極悪トンボのがんぼ者だよ」
「それ言えるね」
ドライとティオーネはアーヴァセル王に謁見しに行った。
「七ヶ月待った我等私達この国が王族に期待賭けた。お兄様もお姉様もお爺さまお婆さまもティオーネこの先に待っているわ。」
ガウェインも待っていた。先に言うが、ガウェインはガイアスである。ティオーネがローゼンフィエルドの王の間に総勢二十名のロイヤルファミリーが集結していた。
「マーリンだ。国政宮廷術士以後宜しく。ガウェイン?ランスロットが居るのなら連れてこい。この者なら抜けられるかもと思うが。ハッ。」
銀髪で黒コートを着て短剣を腰に差して杖をつき見た目は少年と思うがローゼンフィエルド建国以来から居る人物。ジジイである。ティオーネは王に挨拶した。
「すいません。七ヶ月国を離れて・・・もう大丈夫です。俺は強くなった。魔神剣も習得し、七つの大罪を持つ者として俺はこの剣で生きる。王様、俺は・・・・世界を救います。」
「よく言った。それこそオーヴェサダーイン卿の子。ティオーネ?誠の名は無いのか?」
「無いですよ。俺なんか」
王様が前に出てティオーネは剣をカーペットに置き十字に切った。
「まぁ、俺等なんかも力になるぜ。一千年以上も魔王と闘い俺達はローゼンフィエルドの名の下に誓い・・・・・ティオーネ、頼むぞ」
ドライの兄であるジュリアスが頭を下げる。ジュリアスは青年で黒コートを着てサーベルを腰に差して派手な毛皮を羽織っていた。
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