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「ガハハハハハハハハハッ・・・・ハハハハハハハハハハハハ。ハハハハ。」
盗賊の頭が動物の毛皮を着て斧を振り大酒飲みで生の動物の肉を食っていた。ティオーネは足音を消して灯だけを頼りに盗賊に近づいた。
「ん?」
盗賊が気付き短剣を構えて総勢五千名以上の盗賊が洞窟を囲み一人で追ってきたティオーネは動揺と緊張で躰が硬直していた。手足が震えていた所に長身で黒コートを着た金髪隻眼大剣を担ぐ男に抱き抱えた状態で五千名相手に剣を構えた。
「おい、なんで来たのだ?ここ来る場所違うぞ」
「え・・えぇ・・ああ・・ああああ・・・・は・・・はは・・・はい」
男は大剣を構えて盗賊を一網打尽した。
「うううわああああっうううう!」
「うぐぐぐぐぐううぐっ!」
「わあああああああああああああああああ」
「わー」
「おおおおおおおおおおおおおおおおっ」
盗賊が遣られていくのを見て隙を見て双剣を取り戻すとティオーネが鞘を抜き双剣で刀身から蒼い焔と真紅の焔を纏い目に十字が刻まれた。
「さっきは俺の大事な・・・・大事な・・・大事なモンパクリやがってよ。貴様の罪は《窃盗》《殺人未遂》《不法投棄》悪党には死を。良いか?俺は・・・《憤怒の大罪》俺の躰にはサタンが宿っている。ああああああああああああああっ!」
全身蒼く燃える炎に双剣が真紅の焔を纏い盗賊の頭であるオーガは腰を抜かした。
「魔神剣“蒼焔龍翔天華”」
鮮やかにステップを踏み華麗な剣裁きで盗賊を斬り瞬足の好きに裁いた一撃目の衝撃波と二撃目の連続の斬り込みで相手を浮かせて双剣で相手を叩き潰した。剣を了い鞘に戻して黒コートの男に手を引っ張られて大剣に首をあてられた。
「御前は何者だ?」
「お・・俺は・・・普通に居る。普通に居る。青年だ。青年だ。あああ・・・ううう」
大剣で首を押し当てられ男が貌を近づかせて肩を叩き睨んだ。
「御前が何者かはさておきその力はどこで覚えた?」
「その剣術どこで誰から教わった?」
「師匠・・・・・師匠・・・・・身寄りの無い俺に名前と剣を教わり・・・ああ」
男は大剣を戻して突き放した。
「最期に俺の名前はアーゼン・ガウェイン・アーヴィング。ガウェインと呼べ。クソ!マーリン?マーリンの野郎・・・・ZENZENZEN話し違っているぞ」
ガウェインは立ち去りティオーネは剣を腰に差して酒場に戻るとジューシーが駆けつけた。
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