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馬のジューシーはしゃがんでいた。
「待つとするか。」
心地よい潮風が肌に感じる。ティオーネはエイゼンヴェルト国・アガートラーム公国からの懸賞金とその賞金首が懸けられている。双剣の調整をしていた。刀身からは《憤怒》の焔を纏う。ティオーネはサタンの力を借りている。通常よりも身体能力が高く剣術が優れている。ジューシーは水を飲みその頃港町の市場では鮮魚と野菜やフルーツが売っていた。ドライツェーンは籠に鮮魚と野菜をたくさん購入してお金を払った。
「はいよー、嬢ちゃん」
「はい。あざっす。」
倉庫に戻ると聖騎士達がコンテナを制圧していた。
(ヤバ・・・彼奴等早いよ。私が国に帰らないだけでこんな大事。クソ親父。クソジジィ。娘が好きだとか・・・異常過ぎだわ。ロリコン野郎・・・ロリコン野郎・・・)
ドライツェーンは変装して市場の老婆に化けてコンテナに入ることに成功した。
「ティオーネ!ティオーネ!ティオーネ!」
気付きドライツェーンを奧の貨物コンテナの中に入らすと一人でノコノコと外に出て一千名の聖騎士が武器を構えてティオーネも剣を抜き深呼吸した。
「逃げも隠れも出来ないな。大人しく連行しろ!ティオーネ・エイゼンヴェルト・アガートラーム。ティオーネ。貴様には生きる資格もない。数多の罪・・・今、ここでその首を刎ねる快楽を俺様相手に与えよう」
「馬鹿馬鹿しいな。俺は・・・死ぬわけには逝かない。生き抜いてみせる。」
剣を避けて壁を走り宙返りで足蹴りからの鞘で剣を防ぎ刀身から焔を纏った。
「アイルズ様アアアアッ!」
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