相原尚吾のプランB

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光が遮られた室内は少しアンニュイな空気を醸し出しています。 私はフローリングを確認するように、床に手をつきながら少し見て回りました。 キレイに掃除されている部屋には好感が持てます。 奥様の気配がする方へワザと這って行きますよ。 まるでフローリングに熱中していたから気が付かなかった。そんな風に見える様にね。 奥様の足もとが私の目前に広がりました。 「あ! 申し訳ありません」 足に驚いた私は慌てて顔を上げた。と思われるでしょう。 顔を上げれば、奥様のスカートの中が少し見えてしまいましたけど。
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