さでぃすてぃっくなヤツめ~っ

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颯太のその発言を苦しみながらも聞いてた俺は、痛みで涙目になりながらヨロヨロと立ち上がった。 陸「うわ……すげえなお前。 途中で止めるとか俺、絶対出来ねえ(笑) 湊やっさしー」 そこまで言うと睨まれて、再び殴られそうな雰囲気を感じたので慌てて黙る俺。 湊「途中でもなんでもねぇよ。 あいつそういうの何も知らねえから、相当驚いたのか悲鳴上げて暴れて泣き出した」 颯「うわぁ……拒絶の仕方半端ないわぁ……。それはヘコむで」 同情したような声を出す颯太に俺も苦笑しながら頷いて同調してみせる。 陸「もういっそ、無理矢理…「するワケねぇだろ」…ですよね」 はぁ、とため息を吐く湊がらしくなくて、俺と颯太は顔を見合わせて何度目かの苦笑を浮かべた。 湊「もう一生できる気がしねぇ」 おーい。琥珀ー。 あんまり淡白なのも考えもんだぞー? 恋人に飽きられるぞー(汗) ……しょうがねぇな。 経験豊富なラブハンターの俺が一肌脱いでやるか。 まあ、機会があれば…だけどな!(笑)← ーーーーー 2限が終わって、めげずに僕と玲太は美裕くんのところへ行くべく、教室を出た。 すると、美裕くんが何人かの生徒に囲まれながら人気のない廊下の方へ曲がっていくのをとらえた僕たち。 琥「……? あんな方に何か用事かな?(汗)」 玲太の顔を見ながらそう尋ねると、何故か眉を寄せた玲太。 およ? どうしましたか? 玲「一緒に居たの、この前美裕を体育倉庫の裏に呼び出してた奴らじゃなかったか?」 琥「……! ま、ずい……よね?(汗)」 玲「わかんね。 とりあえず行こう」 琥「うん」 僕は玲太に手を引かれるままに、美裕くんたちが消えていった廊下へと向かった。
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