Let's 文化祭っ!

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憂「うーん……分かったぁ……。」 そのまま、また皿を洗い出した憂。だけどやはりどこかショボくれてうわの空で、見てるこっちが心配です。 食器の安否が。 黒「憂。 残りは俺がするから、上に戻って先にお風呂入ってきなよ。 沈まないでね?」 憂「うわぁぁん! 黒周さんごめんねぇっ!!(涙) 梨渡せないし、皿洗えないし!」 黒「分かりましたからお願いだから食器置いてください。 本当に割れそうです」 ーーーーー 憂「ふひーっ! やっぱりお風呂上がりのビールは格別ですなぁっ!」 え?さっきの反省はどこに行ったのか? 彼はこういう人間です。忘却する事において、憂の右に出る人物はなかなか居ません。 部屋着を身に纏った憂が缶ビール片手にそんな事を言っているのを、俺はソファに座って横目で見ていた。 『では、次のニュースです。 大型の台風8号が明日、日本列島に…』 黒「…あれ? 台風、明日だったけ?多いなぁ、最近。まあ9月だからしょうがないけど」 憂「ホントだー。 俺たちの地方は夜から本格的に雷雨が酷くなる、だってー。 明日、お店休みにしなきゃねー!」 そう口にしながら俺の隣に腰を下ろす憂に、俺は頷いてから口を開く。 黒「そうだね。 じゃあ明日、早く湊くんの所に行って帰って来ないと。 嵐の中、運転は避けたいし」 憂「そうだねー! あっ、俺も行きたいっ!」 黒「はいはい」 ーーーーー 玲「今日の夜、台風来るらしーぞ。 今朝、美裕が言ってた」 琥「え"!?ホント!? 雷鳴る前に寝られるかな…」 玲「そこ?(笑)」 僕にとっては死活問題ですよ!! 颯「なんの話!? 玲ちゃんとわいのラブハリケーンが何やって?」 玲「耳大丈夫っすか?」 颯「うー、ちょっと言うてみただけやんっ(涙) 冗談通じへんなぁ……。 とりあえず玲ちゃん、メシ行こ? 腹減ったわ」
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