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暫くキスをして、
時刻が切り替わる直前プレゼントを交換した。
イブの日に産まれ落ちた私たち。
歳も一緒。
だから、知り合って直ぐに親近感を持った。
私も彼も
すごい勢いで惹かれ合った。
……彼は私の運命の相手。
乙女みたいなことを言ってるとか、二十代前半で決めるのなんて大げさ、重い、もっと遊んだら?
…なんて周りや友達は色々言うけれど、
私は本気だった。
………冬夜が、好き。
二重で切れ長の優しい瞳。
柔らかいくるくるのくせ毛。
ゴツゴツした大きな手。
頼りがいがあっていつも私を笑わし楽しませてくれる冬夜。
子供みたいに無邪気で、女心に疎い彼が…好き。
例えチョコや生クリームにまみれようと、彼と過ごす時間は私には…特別だった。
彼以外あり得ない。考えられない。
…彼も、私を選んでくれた。
口約束だけど、将来の話もして、そして…
……それなのに…。
プルルルル…
……電話がまた、鳴った。
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