・ °* イブの夜に *° ・

21/34
前へ
/36ページ
次へ
「…琴実? どうしたの? ……なにかあった?」 まだ状況がつかめない私は、親友が泣いている理由を知りたくて、 そっと、 私より小さな彼女の背中に触れた。 ……ずっと外気に触れていたのか、 琴実の身体はとても冷たくて… 驚き質問をすると、 彼女は深く深く、深呼吸して 静かに言った。 「……冬夜さんはもう、いない。 昨日、お葬式だったでしょ?」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

122人が本棚に入れています
本棚に追加