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昨夜私は冬夜とプレゼント交換をした。
それは…夢じゃなかった。
だって…今、そのプレゼントが…
目の前にある。
「……」
……冬夜…
私は現実の世界に帰ってきたよ。
だから玉手箱…開けるね…。
私は震える手で静かに箱を持ちあげた。
中身を確認する為に。
ちいさな、ちいさな白い箱。
赤と緑のクリスマスカラーのリボンが巻かれていて、私は確かにこれを彼の手から受け取っている…。
中身は……
「………綺麗……」
光、輝く、ダイヤの指輪。
まるでひとひらの雪結晶達が集まり、形を成しているかのようで…。
そっと、壊れないように指輪に触れた。
「…… メッセージカード?」
私は箱の内側、脇に添えられたちいさなカードに気が付いて、それを手に取り裏返した。
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