こんな俺でもいいんだろうか

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「華原さん?・・・え・・・俺、どうかしたんですか?」 「大丈夫よ、泉実ちゃん。ちゃんと吸血鬼化したかどうか、確認に来たの。意識がないときにも、1回来てるから。心配しないで。」 困惑する俺を落ち着かせるように声を掛けてくれるが。 俺は、その後ろのミハイさんを目で追った。 どうしてそんな顔をしているんだ、ミハイさん。 俺は、どんな外見になってしまったんだろう。 「ちょっと!泉実ちゃんが不安になるでしょ!辛気くさい顔してるんなら、出てってちょうだい!ヘタレ!」 いや、何もそんな、蹴り出さなくても。 相変わらず吸血鬼同士のコミュニケーションは荒っぽい。 俺が体を起こしていると、ミハイさんを追い出して寝室のドアを閉めた華原さんが戻ってきて、俺の体のあちこちに触れた。
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