第1章

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冬の朝、目覚ましより30分早く目が覚めた。 窓枠の向こうに太陽が見えたから貴女に会いたいと思った。 いつもより20分早く家を出た。 冷たい風が頬を撫でたから貴女に会いたいと思った。 空を見ながら歩いたら10分早く学校に着いた。 教室にはまばらにクラスメートがいたから貴女に会いたいと思った。 朝礼が始まる2分前に貴女が来た。 会いたかったと伝えたいのに、直ぐに先生が来たから何も話せなかった。
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