第1章

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休み時間、貴女の周りにはいつも人がいるから近づけなくてもう放課後。 貴女が一緒に帰ろうって言ってくれたから二人でもうオレンジの残ってない空の下をゆっくり歩く。 今なら貴女に伝えたいこと全部、ぜんぶ伝えられそうで必死で言葉を紡いだ。 貴女はそんな私を笑わずに話を聞いてくれた。 それだけで嬉しくて、初めて私から手を繋いだ。
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