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いつもおれが付きあう女と言えば水商売の女か、
あとくされのない女ばかりだから、忠が不思議に思うのも無理はない。
ほんの数メートル駆けてきただけなのにかなり息が切れている政恵。
「なぜここに?」
俺が聞くと、
「神谷先生にお聞きして、授業が終わる時間はわからなかったのでしばらくまってました。」
「いやそうじゃなくて、何しに来たの?」
「顔色悪いけど、何時から待てたの?それに正面から出てくるとは限らないだろ?」
「3時から待てました。何日でも待つつもりでした。」
「今6時だけど・・・3時間も待ってたんか。」
義が時計を見て言った。
政恵は俺の真ん前に立ち真っ直ぐ俺を見て。
「神谷仁さん、ひとめぼれしました。お付き合いしてください。」
「・・・え~。」
隣から二人の驚きの声がした。
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