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「やっぱり嘘だったんじゃん。
何時になったら喋ってくれるの?嘘つきさん。」
そんな言葉で目が覚めた。
だが1人暮らしのアパートに、
オレ以外の誰もいるはずがなかった。
「まだ引きずってるのか......」
そんな問いかけに誰も答えてくれるはずもなく、
ただ朝の静けさの中に消えていった。
元カノと別れてからはや2ヶ月。
まだそんなに経ってないと思いながらも、
もうそんなにと思う自分もいる。
だがいくら経っても忘れられないであろう
元カノの言葉。
「一体何考えてるのか解んない。
ホントに......」
「っつ!?」
まただ。
あのときの事を思いだそうとすると、
なぜだか頭にズキッとした痛みが走る。
だが慣れたからかすぐに治まった。
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