空から落ちた天使の羽

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「おはよう、トウガ」 「………何……」 「ねえ。もう朝だよ。起きてよ」 「………なんだ…ソラかよ…」 「あ。2度寝しちゃだめ!とにかく起きて」 「……あと、5分…」 「うわぁあああ。2度寝禁止!」 リビングに行くと、またソファで寝てしまっているトウガ。 私が入ってきたことにも気づかずに眠るトウガをユサユサと揺り起こす。 「こっちは昨日いろいろと手伝ってて、眠いんだよ。朝メシくらい自分で作れよ」 「…いいけど。それトウガも食べることになるよ?」 「やっぱ俺が作る」 そう言うと、ガバッと起き上がって朝ごはんを作り始めるトウガ。 ほんと、失礼だよね。 そんな分かりやすく慌てなくてもいいのに。 確かに料理出来ない私が悪いけど。別にそこまでじゃないと思うよ? ちょっと油入れ過ぎて、鍋ごと燃えたり。 納豆の中にカラメルソース入れたりするけど。 そこまでヒドいわけじゃないじゃん。
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