5《君がきらい》ひだまり編

空から落ちた天使の羽

『なにそのでかい袋……』
『カップラーメン』
『え。それ全部？』
『うん。全部』
『これから毎日それ食って生きてく気……？』
『え。うん』

わあ。エスパーだ。すごい。
なんて思ってたら、めちゃくちゃ怒れた。

『はあ？！おまえバカ！？』
『…えええ』
『そんなんばっか食ってたら体に悪いだろ！もっとちゃんとしたもん食え！！』

中学１年の、春。
初めて会って。
いきなり怒られて。
それからなぜか。
毎日ごはんを作ってくれるようになった。
さすがにお昼は購買もあるし遠慮しているけど。