第1章

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白銀(しろがね)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 毎日する電話 どちらからともなく掛ける電話 いつからそれが習慣になったのかもう分からない いつどうやって彼女と知り合ったかも、もう分からない 所詮そんな関係 でも一日一回、夜にわたし達は電話で繋がる 今日はわたしから掛けようか 密かに秘めた想いを気取られぬように…慎重に…慎重に… ……ねぇ 貴女はわたしの気持ちを知らない だから…今だけ夢を見させて… 秘めた想いを乗せて、今日も夜の街を電波が飛ぶ
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