第1章

3/10

8人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
小糠雨(こぬかあめ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 時計が夜の10時半を指すこの時間 私と貴女の電話越しの逢瀬 今日は貴女がきっと掛けて来てくれる 最後に会ったのはいつ? 私達は電話でしか繋がっていないの 私は貴女の何かしら ねぇ 貴女は私の気持ちを知らないわ 私の内に秘めたる想いはひたすらに隠しておくべき? 今日もいつも通りに振る舞えるかしら? 愛しい女(ひと)の電波が飛んでくるのを待ってる
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加