第1章

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小糠雨(こぬかあめ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 『愛してる…貴女を愛してる』 貴女の声は幻の様で… 『ずっと愛してた 今も…愛してる』 貴女の声は震えて、掠れていて… いつもより婀娜っぽい声 『嫌われたくなくて ずっと繋がっていたくて …貴女を傷付けたくなかったから ‘愛してる’は言えなかった』 苦しそうに 『愛してる 貴女に恋してる』 私の鼓膜を震わす ……貴女が ……私を アイシテル…? 『………愛してる』 かみさま… もし貴方が居るのなら ………ありがとうございます 「…貴女が好きよ………ずっと…」 きっと…これからも………
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