山本彩 side

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あの小説の中ではわたしは みるきーのこと美優紀と呼んでいたけど 実際のところわたしはみるきーと呼ぶし 私たちはお互いにすきなんて感情を もったことなんてないハズ。 それにキス…なんてしたこともない。 「この小説の中のわたしらちゅーしてる」 『する?笑』 「あほか笑」 『えーええやんええやん』 「いややわ笑」 ふと冗談で言ってみた事にみるきーは 普通にする?とか聞いて来るし なんやねんこいつわ笑 普通に期待してしまうわたしは ほんまにあほやな…ちょっとしたいって 思ってしまったやん… この釣り師め…
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