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ふと目が覚める。 とても心地のいい温もりが、 ゆっくりと僕のからだから離れていく。 「おはよう、未来」 「ん…おはよ……」 今日もいい朝だ。 光矢の優しい声をききながら起き上がる。 「階段、気をつけて」 「うん…」 光矢は僕の手を取り、一階へと降りる。 手を繋ぐのは光矢いわく 「未来は朝いつもぼーっとしてるから危なっかしい」 らしいのだが、こういうのはやめて欲しい。 光矢は気づいてないだろうけど、 僕は光矢のことが好きなんだから。
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