プロローグ

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『咲、俺がいなけりゃ何にも出来ねぇ様な女になるな』  あの時彼が言った。  あの言葉が耳から離れない....。  こんなに誰かを愛した事なんてなかった。  自分の命よりも大切だって思える人に巡り会えるのって奇跡だと思う。  それとも紅い糸って、本当にあるのかな?  今は奇跡でも信じていたいから。  彼に救われなかったら、なかったかも知れないこの命。  紅い糸が本当にあるのなら、いつか、きっとまた、出逢える。  紅い糸とこの想い、彼に紡いでいく....。
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