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進『ノックしょうか?』
雪奈『大丈夫…です』
雪奈ちゃんは掛けている曲がったメガネを直し…持っていた本を春香ちゃんに渡し、鍵を開けた。
進『うわ…ひどい…』
思わず口に出してしまったが当たり前だ…一階は一人暮らしのための部屋なのに、12人も住んでいるのだから…寝る場所がなくて当たり前だ。
春香『それじゃ、公園で寝るね…』
雪奈『もう少し…本が読みたいから…明るい…ところで…寝ます…』
進『外で寝るのは良くないょ⁉…なら僕の部屋で今日は寝るといいょ』
春香『いいの⁉』
雪奈『なら…もう一人…一緒でも…いい…ですか』
進『外でねてるの?』
春香『多分いつもの場所にいるよ~』
春香は一番手前の部屋を開けた。
進『お…お風呂⁉』
そこにはパジャマ姿で丸まって寝ている少女がいた。
春香『菜摘~行くょ~?』
菜摘『どこに~?』
雪奈『上の…お家に…いくょ…』
まだ眠そうな菜摘ちゃんを連れて僕達は僕の家へと来た。
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