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みんなで埋めたタイムカプセル
私は、どんな事を手紙に書いたのだろう
柚月は、自分の手紙を取り開けてみた
「(高校生の私へ
高校生の私は、どんなふうに大人になっていますか?
私は、どんな人を好きになっていますか?
もし悠ちゃんだったら優しくしてくれてるのかな?
もしかして和希だったりして・・
でも和希でも私は、怒らないよ。
だって二人とも私が大好きな人だから)」
そっか・・
私は、昔から欲張りだったんだね。
きっとあの時の私は、悠ちゃんが振り向いてはくれない事を知っていたのかも
でも・・私は・・
和希を好きになってもいいのかな?
そして柚月は、和希の手紙を箱から取り出してみようとした時
「それ、俺のだろう?勝手見るな!」
「!?」
柚月の後ろには・・
「和希・・どうしてここに?」
「お前が、血相変えて家を出て行ったっておばさんから聞いたから・・」
「でもどうしてここに居る事が分かったの?」
「柚月が言ったのだろう?高校生になったらここに来ようって・・」
「覚えていたんだね。」
「当たり前だろう」
「・・・・・はい。これ和希の手紙だよ。」
柚月は、和希に自分の手紙を渡した。
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