1人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
「痛てて・・こんな所に連れてきて・・」
「ここに来ないと邪魔が入るだろう?」
「ごめんね。立花君・・」
葵衣と千鶴が和希を連れてきたのは、屋上だった。
「それで話ってなんだよ。」
「柚月をどうして避ける?」
「・・・そのほうが、柚月も安心だろう?」
「お前、柚月が気持ちを言ったからと言って傷ついているとでも?」
「そうじゃなくて俺が言ってあいつどう返事を出していいか困って・・」
「だから柚月を避けているのか?」
「・・・・・」
和希は、言葉に詰まる。
「柚月は、軽い気持ちで返事をするよな女じゃないよ。」
「わかっている。だから余計に・・」
「じゃあ気持ちを言ったこと後悔しているのか?」
「・・・・・・」
「どこまでお前は、意気地なしだよ。」
葵衣は、和希の様子を見てイライラしていた。
「じゃあ俺は、あいつにどんな顔をして・・」
「堂々としていろよ。柚月が、どんな答えを出すかを・・」
「俺は・・」
「立花君、柚月ちゃんならちゃんとした答えを出すよ。」
「・・・・・・。」
千鶴は、やさしく微笑む
最初のコメントを投稿しよう!