39人が本棚に入れています
本棚に追加
/69ページ
学校のみんなに集まってくる。教室に先生がやってきた。その手には大きなダンボールがある。両手じゃないと抱えられないほどの大きさだ。
「…よいっしょ。」
教卓にドンと音がなる。
「先生~それなんすか?」
「さぁ、先生たちもよく知らないんだが…。生徒のみんなに配られるんだ。」
そう言って先生が箱を開くと腕時計のような機械がある。
「おお、これ最新のやつじゃない?」
「腕時計型のタブレットじゃないのか?」
生徒たちはみんなが先生の荷物にやってくる。
「これちゃんと名前あるからとれよ!」
先生はそれを取り出して配っていく。
俺のところにそれが来る。時計のようなプレートの間に細い金属が走って数珠のような形だ。だぼだぼ状態の俺はそれを左手に回す。すると内にある金属が釘の入り込んだ。
「!?」
随分強力な止め方で嫌気がした。ぴったりと手首にはまっている。
「凄いな…これで誰の腕にもぴったりだな。」
「なんかごっついわね~。」
みんなが意見している。そんなことを聞きながら先生はまた他のものを出す。それはTVだ。
「これを…ここにかけていくのか。」
先生が大きな薄いTVを黒板にかけていく。
チャイムが鳴ってみんなが少しして先生がTVが準備できる。
「じゃあ、先生は会議があるから。少し待っていろ。」
そう言い残して先生は教室から出て行く。
最初のコメントを投稿しよう!