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僕のこの病が発覚したのは11歳くらいの時。
僕が歩くのが困難になってきて、ついに歩けなくなった時
親が病院に連れて行って発覚した。
発覚する前は宝物のように、ものすごく可愛がてもらっていた。
でも、この病がわかった途端。弟を可愛がり、僕はまるで
そこに居ないような扱いをされた。
食事は出されたが、家族と同じ物をたべさせられた。
差別されるのも嫌だけど、僕はこの病の所為で『噛む』事が下手になってきていて普通の人より、食べるのが困難なメニューがある。
言いたかったけど、僕だけ別メニューなのも嫌で、我慢した。
車椅子生活の所為で適度な運動もできないから、僕はどんどん太っていった。
普段の生活は、使用人さん達が手助けしてくれた。
使用人さん達は僕に優しくて、彼らが居てくれたおかげで
僕はある程度ちゃんとした生活ができた。
そして、
僕が15歳、中学を卒業する時。
親は僕と親子の縁を切った。
そうなると引き取る人が必要なんだけど、こんな訳の分からない病気持ちの僕を引き取る人はいなくて、
僕は施設に預けられる事になるのは、ほぼ決定だった。
でも、神様は僕を見捨てなかった。
一人の若い男の人が、僕を引き取ると言ってくれたのだ。
その人は周りの人に止められていたけど、全部宥めて僕の手を握ってくれた。
それが、久我 慶樹-クガ ヨシキ-と僕の出会い。
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