001《伝説は語られる》

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「ちぇいやーゃぁぁぁああああ!!」 おじいさんの思いとは裏腹に、おばあさんの速度は超越していた! 桃はスパンと切れる。 「婆さん! なんじゃあ! この現象は! わしは」 「ふぁんと」 なんと、と驚くおばあさん。 「わしは、夢でも見とるんか!」 色白のしなやかな筋肉の腕と手が、真剣白羽取りで包丁をつかんでいた。 「遅い……」 中から
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