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「あれは暗黒剣って言うんだが、その持ち主こそ狂神とまで呼ばれた傭兵だ。今は違反処分を受けてるらしくこの街にいるらしいんだ。あれだけ有名な傭兵だからな、きっとかなりでかいことしちまったんだろう」
瞳をきらきらさせて言うジャンクに、エクシブは思わず苦笑いする。
「まあ、同じ名前だからって手加減はしないけどな」
「それは手厳しい」
エクシブはそう言うと、その場にある一本の剣を片手にとり、ジャンクに伝える。
「外で待ってるから、いつでも来てくれ」
エクシブは言い終わるとゆっくりと出ていった。
「なあ、あんたの従者そこそこに腕はたちそうだけど、俺は本当に手加減出来ないぜ?」
ジャンクの言葉にココはクフフと、笑って答える。
「雇うからにはそれくらいでなくては困るの」
ココの言葉にジャンクはあきれた顔をして言う。
「あんた酷い性格してるな。いや、あいつを信じてるのか。まあ、俺は雇ってもらえればどっちでもいいけどね」
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