魔法の種類アレコレ:攻撃

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「優しき青年の、痛みの一閃を!」 アクウェリウスが持つ細い氷の槍を放つ水属性攻撃魔法。 下級だが、魔力を込めれば本数が増える。 普通の人なら2本。アルフォンスなら4本で、魔力を込めると7本くらい。 基本真っ直ぐ飛んでいって、コントロール不可。とりあえずばらまき型。 大抵の場合だと刺さったら砕けてしまうが、アルフォンスレベルになると触れたものを凍り付かせる補助効果が付く← 「ティアンテラ、その腕[かいな]に抱かれし者に木々の根を与えよ!」 緑色の魔法陣を浮き上がらせてぶつけ、対象者を木の根で大地に縛り付けるという、地属性の下級魔法。 攻撃とは言ったものの、ティアンテラは殺傷を好まないので補助的な魔法ではある。 動けなくさせている間に別の魔法や物理攻撃でコンボを決めるのに有効。 「集え炎帝の僕、燃えるたてがみの獣。 その四肢にて大地を駆け抜け、紅蓮の海へと誘うがいい 怒れる狩人・ヴォルコの名のもとに顕れよ!」 炎属性の中級魔法。精霊ヴォルコの眷属を呼び出す。 眷属は炎の体とたてがみを持つ犬で、彼らが通った場所は炎の帯となって燃え続ける。 縄張り意識が強いので、目当てとなる支柱を立ててやれば、そこから術者側には近づかない。 アルフォンスなら詠唱破棄で2頭、ちゃんと唱えて4頭は確実。 「集え舞姫の僕、颯に任せ空を駆ける者。 主に逆らう者を風切り羽根で斬り捨て、鋭き爪で抉り、塵へと変えよ ウインディアの名のもとに顕れよ!」 風属性の中級魔法。精霊ウインディアの眷属を呼び出す。 眷属はうす青く発光する白い鷹。その翼がはばたくと、かまいたちが沸き起こる。 鋭い鉤爪を持っていて、魔法が効きにくい相手には物理的に引き裂くこともできる。 「畏怖を知らぬ者、畏敬を知らぬ者、全て彼の身に仇なす者なり 怒れる御心に成り代わり、我が裁きを与えよう 畏れを知らぬ者よ、炎帝の鉄槌を受けるがいい!」 炎属性の上級魔法。ヴォルコの力をそのまま借り受けるもの。 ヴォルコの気性は荒いので、自分に自信がない人は使わないが吉という呪文。 子どもの上半身くらいある巨大な炎の玉を生み出し、相手にぶつける。 いくらかコントロールが効くが、それは魔力量を調整してサイズを小さくしたとき。
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