第1章 魔法の基本に関して

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【魔法の難易度】 おおまかな難易度としては 下級:簡単な補助魔法・結界・攻撃 中級:強固な結界・転移・治癒・精霊の眷属を用いた攻撃 上級:最高結界・治癒・精霊そのものの力を借り受ける攻撃 攻撃魔法に関しては術者の力量が大きく関係する。 魔力が足りなければ発動しなかったり、効果が落ちたり、最悪の場合は精霊の怒りを買って死に至ることもある。 【魔法の起動:呼応】 精霊の名を呼び、望む効果を起こすこと。下級から上級まで。 明かりを灯す呼応「ルーチェ」は、光の精霊ルーチェリアの愛称で、下級魔法に相当する。 上位の魔法効果を呼び出す場合は、瞬間的な発動ゆえにたいてい効果が減少してしまう。そもそも術者の魔力が高くないと発動すらしない。 さらに対象の精霊がヒトに好意的か否かでも若干変動がある。 イメージとしては精霊にお願いする間もなくムリヤリ引っ張り出して、盾やアシにするようなもの。そのため気位が高い精霊が相手だと失敗しやすい。 逆に精霊から愛されている存在が行う場合は、問題なく発動する。 詠唱をする暇がないときに魔力が多い魔導士が使う。が、当然詠唱した方が効果は高い。 大抵は反射的に結界を張ったり、脚力強化の効果を呼び出してダッシュしたりするときに用いられる。 方法としては詩で魔法を組み上げるのと似ているが、こちらはまだ精霊を特定したもののため、魔力消費は通常の1.2倍くらい。 【魔法の起動:魔法陣】 より効果を高めたいとき、あるいは詠唱の短縮をしたいときに作成するもの。 転移、呪い、治癒の魔法陣が一般的。 魔法陣は体の一部に描いておく(仕込む)ことで作成過程をカットし、魔力を流すことですぐに呼び出すことができる。 転移の魔法陣のように、同じものを毎回使える場合は仕込んでいることが多い。 【魔法の起動:詠唱】 通常の魔法行使に用いられるもの。 基本的にひとつの魔法効果に対してひとつの詠唱がある。 間違えたり、うまく発音できないと発動しない。 が、術者の能力が高ければ、精霊側が妥協して力を貸してくれることもある。
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