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布団の中に手をつっこんで、指先を絡めて手のひらを握る
元々細かった指先が、さらに華奢になってる気がして
何とかしてやりたいのに、方法が見つからなくて途方に暮れる
「――ん」
ゴソリ、と。
美紗緒が寝返りをうとうと動いた瞬間。
静かに、瞳が開いた
「――……」
「起こした。ごめん」
「……あ、そ――か」
思い出した顔をするまで、数秒かかったのか、
「カズくん、……」
そう、疲れはてた声で美紗緒が言った
そんな美紗緒の頬に手をあてると、なでなで、ってさすった
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