自覚と覚悟

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「なんか、必要なもん、ある?」 やっと落ち着いた美紗緒にそう呟くと 「もう少しこうしてて」 って、可愛いことおっしゃる なんだお前、最初からそう素直に言えよ、ってシャツのボタンに指をかけた 「――へ」 「なに」 「なんで脱ぐの」 「俺も布団に入りたい」 あーもう、疲れた 風呂は実家に帰る前に入ったし(汗だくで) このまんま抱き締めて、夢の中に入りたい
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