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何回見たかも思い出せないくらい見た夢。
それは何回も何回もあたしを襲い、苦しめた。たくさん涙も流した。
でも、もう涙も流れない。それほど見続け、見飽きたとも言えるくらいの夢。苦しい思い出をあたしに思い出させる夢。
もしかしたら、私に誰も信じるなと教えてくれている夢なのかも知れない。
素直になるな、誰も信じるな、って。
…んなわけないか。
「あー、だるい」
私は腰まである長い髪をとかして、シャワーを浴びた。
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