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「じゃあ荷物の整理でもするか。あぁ、希愛、綺亜君の荷物と芹那の荷物は多くて、客室が埋まってしまったんだ。だから、ベッドを動かして、お前の部屋のベッドと重ねて二段ベッドにする。分かったか?」
「うん…え、ええええええ?」
分かったもへったくれもありゃしない。
綺亜と、きーちゃんと相部屋…?そんなんするわけないでしょ。
「待ってよ。リビングとかも空いてるじゃない。それに芹那さんと一緒に寝るなら別にこいつは隣の部屋ででも寝たらー」
「綺亜君は希愛の部屋でもいいかい?少し狭いが」
「はい、別にいいです」
「ちょっと!」
良くない、全然良くない!
「じゃあ、さっそく案内するよ。希愛、綺亜君を連れて行ってあげなさい。晩ご飯になったら呼ぶから」
「…へーい」
しぶしぶ引き受ける。ってゆーか、何かできる問題でもないし。なんで客室埋まるぐらいの荷物今持ってくんのよ…
「早く案内しろよ」
あの頃と同じような笑顔をぶら下げてきーちゃんが笑った。
サイテー。
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