761人が本棚に入れています
本棚に追加
たぶん、私がヘトヘト過ぎたからだと思う。
「大丈夫?」
突然、声を掛けられて、
びっくりしながらも、顔をあげると、
彼が心配そうに、私を見ていた。
「あ、大丈夫。
暑すぎて、ちょっと疲れちゃっただけ。」
「そか。
まぁ、どうせ遅刻だし、ゆっくり行こうぜ。」
「うん。」
彼は、高木涼介くん。
学年で、一番なんじゃないか、ってほどの
イケメンだ。
なのに今、私と並んで歩いている。
なんで?
それだけで、もう、
心臓は、バックバク。
最初のコメントを投稿しよう!