理想と現実

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私はほんとに馬鹿だ。 何を悩んでたんだろう。 悩む必要なんて全くなかったじゃない。 どうしてもっと、涼介を信じてあげられなかったんだろう。 あのあと、言うまでもなく私の涙腺は再び大決壊を起こした。 そして、次の日、 私は仕事を休んで、涼介は半休を取ってくれて、 一緒に病院へ行った。 案の定、 「間違いなく妊娠してますね。おめでとうございます。」 先生の言葉に、私達は手を握りあって喜んだ。
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